オールオン4で顔は変わる?口元の印象・リップサポートと、手術後の腫れについて解説
オールオン4で入れる人工歯は、噛むためだけでなく、唇を内側から支えて口元の印象にも関わります。そのため、治療後に口元の見え方が変わることがあります。どのように変わる可能性があるのか、当院で歯科技工士が初診から確認しているポイント、手術後の一時的な腫れについて解説します。
この記事の結論
オールオン4の人工歯は、歯だけでなく歯ぐきの部分も含めて唇を内側から支えるため、治療後に口元の見え方や印象が変わることがあります。どのように変わるかは、骨の状態や顔立ち、人工歯の設計によって異なります。
- 歯を多く失うと、唇を支えるものが少なくなり、口元がしぼんだように見えることがあります
- 人工歯の位置・大きさ・歯ぐき部分の厚みで、唇の支え(リップサポート)や歯の見え方が変わります
- 当院では、最終的な歯をつくる歯科技工士が初診から立ち会い、笑ったときや話すときの口元を直接確認します
- 手術後は一時的に顔が腫れたり内出血が出たりすることがあり、程度や期間には個人差があります
- 見た目の変化を約束することはできません。仕上がりのイメージは治療前に一緒に確認します
「オールオン4にすると顔が変わるって本当?」「口元の印象はどうなるの?」。オールオン4を検討している方から、見た目についてのご質問をいただくことがあります。
この記事では、オールオン4で口元の印象が変わることがある理由と、当院で仕上がりのイメージを共有するためにしていること、手術後の一時的な腫れについて解説します。
オールオン4で顔は変わる?
オールオン4で顔の骨格が変わるわけではありませんが、口元の見え方や印象が変わることはあります。人工歯が唇を内側から支え、笑ったときや話すときの歯の見え方を決めるためです。
歯は、噛むだけでなく唇や頬を内側から支える役割も担っています。歯を多く失ったり、合わない入れ歯を使っていたりすると、唇を支えるものが少なくなり、口元がしぼんだように見えたり、上の歯がほとんど見えなくなったりすることがあります。
オールオン4の人工歯は、歯の部分だけでなく、失われた歯ぐきや骨のボリュームを補う「歯ぐきの部分」も含めてつくります。その位置や大きさ、厚みによって、唇の支え方や口元の印象が変わります。
口元の印象を左右するポイントは?
当院では、人工歯を設計するときに次のような点を確認しています。
| 確認するポイント | 見ていること |
|---|---|
| 歯の見え方 | 笑ったときや話すときに、上下の歯がどのくらい見えるか |
| 歯の大きさ・形 | 顔立ちとのバランスに合っているか |
| リップサポート | 唇を内側から支える力が足りているか、出すぎていないか |
| 歯ぐきの見え方 | 笑ったときに歯ぐきの部分が目立ちすぎないか |
| 骨と歯ぐきの状態 | 入れ歯を外したときの状態から、どの大きさの歯が入るか |
たとえば、下の歯が見えすぎている場合は上の歯の位置を下げる、歯が小さく見える場合はサイズを大きくする、といった調整を検討します。ただし、骨の状態やインプラントの位置によっては、ご希望どおりにできない部分もあります。その場合は、歯科医師と歯科技工士で相談し、できる範囲をご説明します。
イメージと違う仕上がりを防ぐには?
見た目の印象は、模型や写真だけではなかなか伝わりません。当院では、クリニックから歩いてすぐの場所にある専属技工所の歯科技工士が、初診から診察室に立ち会います。
- 患者様のご希望(「前歯をもう少しはっきり見せたい」など)を、歯をつくる本人が直接うかがいます
- 「いー」と口を動かしていただくなど、実際の口元の動きを見ながら確認します
- 顔の写真や動画を記録し、ソフトウェアでの歯のデザインに活かします
- 仮歯の段階で見た目や話しやすさを確認し、必要に応じて仮歯をつくり直しながら調整します
また、当院独自の「二重冠」(特許取得済み)は、歯を1本ずつ作って被せる構造のため、作り物らしさが出にくく、自然な見た目を目指せます。
手術後に顔は腫れる?
オールオン4は外科手術のため、手術後に顔が腫れたり、内出血であざのような色が出たりすることがあります。これは一時的なもので、症状の程度や続く期間には個人差があります。
同じ日に抜歯を行う場合や、上下の顎を治療する場合などは、手術の範囲が広くなるため、腫れが出やすくなることがあります。手術の範囲に合わせて、術後の経過の目安と過ごし方を事前にご説明します。人と会う予定や仕事の予定がある方は、カウンセリングの際にご相談ください。
入れ歯からオールオン4にすると、口元はどう変わる?
入れ歯は、歯ぐきの上にのせて使うため、合わなくなると動いたり、唇の支えが足りなくなったりすることがあります。オールオン4はインプラントで人工歯を固定するため、患者様ご自身で取り外す必要がなく、歯の位置が安定します。
一方で、人工歯の形や厚みが変わることで、慣れるまで発音のしにくさや、舌や唇に触れる違和感を感じることがあります。多くの場合は時間とともに慣れていきますが、気になる場合は人工歯の形を調整します。
オールオン4治療の注意点
オールオン4は外科手術を伴う治療です。手術後に痛み、腫れ、出血、内出血が出ることがあり、感染が起こる可能性もあります。治療後も、インプラント周囲炎が起きたり、インプラントが骨と結合しなかったりする場合があります。人工歯は欠けや割れ、すり減りが起こることがあり、修理や作り直しが必要になる場合があります。
見た目の変化の感じ方には個人差があり、治療によって特定の見た目になることをお約束するものではありません。オールオン4は公的医療保険が適用されない自由診療です。当院のスタンダード片顎4本の標準価格は2,990,000円(税込)で、治療費や治療期間はお口の状態や治療内容によって異なります。
よくある質問
オールオン4でほうれい線は消えますか?
ほうれい線や口まわりのしわは、皮膚や筋肉の状態、年齢などさまざまな要因で生じるため、オールオン4で消えるとお約束することはできません。人工歯で唇を内側から支えることで口元の印象が変わることはありますが、変化の感じ方には個人差があります。
歯の色や形は選べますか?
ご希望をうかがったうえで、顔立ちや口元とのバランスを見ながら、歯科医師と歯科技工士が一緒に設計します。仮歯の段階で見た目を確認し、必要に応じて調整します。
手術後の腫れはどのくらい続きますか?
腫れや内出血の程度、続く期間には個人差があり、手術の範囲や抜歯の有無によっても異なります。術前に目安と過ごし方をご説明します。
話し方は変わりますか?
新しい人工歯に慣れるまでは、サ行などの発音がしにくいと感じることがあります。多くの場合は時間とともに慣れていきますが、気になる場合は人工歯の形を調整します。
まとめ
オールオン4で顔の骨格が変わるわけではありませんが、人工歯が唇を内側から支え、歯の見え方を決めるため、口元の印象が変わることがあります。どのように仕上げるかは、治療前に患者様と歯科医師・歯科技工士で共有することが大切です。
「口元の印象がどう変わるか知りたい」「入れ歯で口元がしぼんで見えるのが気になる」という方も、まずはご相談ください。
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