オールオン4は治療のスタートが大切|初診から歯科技工士が立ち会う理由

オールオン4の仕上がりは、手術の前、初診の段階からの準備によって大きく変わります。オールオン4クリニックでは、最終的な歯をつくる歯科技工士が初診から立ち会い、歯科医師・患者様と一緒に「どのような歯にしたいか」を話し合います。治療計画会議の様子を収めた動画をもとに、その理由と、歯科技工士が見ているポイントを解説します。

オールオン4は治療のスタートが大切|初診から歯科技工士が立ち会う理由

オールオン4は、歯を多く失った方や総入れ歯の方に向けて、4本のインプラントで連結した人工歯を支える治療法です。治療というと手術に目が向きがちですが、実際の仕上がりを大きく左右するのは、手術よりも前の「スタート」の段階です。

この記事では、オールオン4クリニックのYouTubeチャンネルで公開している治療計画会議の動画をもとに、初診の段階から歯科技工士が立ち会う理由を解説します。

初診の診察に歯科医師と歯科技工士が立ち会う様子

オールオン4は「どんな歯にしたいか」から始まる

動画に登場する患者様は、現在上顎に入れ歯を使用されており、上顎のオールオン4治療を希望されて来院されました。歯科医師が入れ歯を外して口の中を確認しながら、治療後にどのような歯を入れたいか、ご希望を伺います。

患者様からは「今は上の歯が少し小さく見えるので、前歯がもう少しはっきり見えるようにしたい」というご希望がありました。実際に「いー」と口を動かしていただくと、上の歯よりも下の歯ぐきの方が目立って見える状態でした。

こうした見た目の印象は、模型や写真だけではなかなか伝わりません。患者様の顔立ちや口元の動きを実際に見ながら、最終的な歯の形を一緒に考えていくことが、治療のスタートになります。

初診から歯科技工士が立ち会う理由

歯科技工士は、被せ物や入れ歯など、患者様の口に入る歯そのものをつくる専門職です。一般的には歯科技工所(ラボ)で作業をすることが多く、患者様と直接顔を合わせる機会はあまりありません。

オールオン4クリニックでは、オールオン4などのフルアーチ治療を専門に行っており、クリニックから歩いてすぐの場所に専用の歯科技工所を設けています。そのため、初診の段階から歯科技工士が診察室に来て、患者様を直接見ることができます。

初診から患者・歯科医師・歯科技工士が口腔内の状態を確認することが重要

デジタル技術やフェイススキャンが進歩した今でも、患者様を直接見るのと、データだけで判断するのとでは、得られる情報に大きな差があります。歯をつくる人が最初から患者様のご希望を直接聞くことで、仕上がりのイメージを共有しやすくなります。

歯科技工士が見ているポイント

治療計画会議では、歯科技工士が次のような点を確認しながら、歯科医師と相談して歯の設計を考えていきます。

  • 笑ったときや話すときに、上下の歯がどのくらい見えるか
  • 歯の大きさや形が、顔立ちとのバランスに合っているか
  • 唇を内側から支える力(リップサポート)が足りているか
  • 入れ歯を外したときの歯ぐきや骨の状態から、どの大きさの歯が入るか
  • 患者様のご希望に、どこまで沿うことができるか
歯科医師と歯科技工士が患者様の前で歯の設計を相談する様子

たとえば、下の歯が見えすぎている場合は上の歯の位置を下げる、歯が小さく見える場合はサイズを大きくする、といった調整を検討します。ただし、インプラントの手術を行うのは歯科医師です。骨の状態などから難しい部分があれば、歯科医師と相談して設計を変更します。歯科医師と歯科技工士がチームとなって治療計画を立てていくのが、当院の進め方です。

診察の様子を記録して、設計に活かす

初診では、歯科技工士が患者様の顔の写真や動画を撮影したり、歯科医師と患者様の会話を記録したりしています。多くの患者様を担当するなかで、ご希望や細かな印象を正確に残しておくためです。

持ち帰った記録をもとに、歯科技工士がソフトウェアで歯のデザインを始めます。この最初の打ち合わせが、インプラント治療の本当の取りかかりになります。

歯科技工士が歯をつくる作業の様子

仮歯の調整も重ねながら、快適な歯を目指す

オールオン4の治療後は、新しい歯に慣れるまで、発音などに違和感が出ることもあります。当院では、必要に応じて仮歯をつくり直すなど、患者様と相談しながら調整を重ね、できる限り快適で、ご希望に近い歯を目指していきます。

歯科技工士が最初から最後まで治療に関わることで、患者様のご意見を直接取り入れながら歯をつくることができます。

患者様が求めているのは「快適で長持ちする歯」

患者様にとって大切なのは、インプラントがどこに入っているかではなく、見た目が自然で、よく噛めて、快適に長く使える歯です。その歯をつくるのが歯科技工士であり、歯科医師はその歯を支えるインプラントの治療計画を立て、手術で埋め込む役割を担います。

だからこそ、オールオン4の治療では、歯科医師と歯科技工士が最初からチームとして治療をスタートすることが大切だと、私たちは考えています。

オールオン4クリニックの歯科医師と歯科技工士

オールオン4治療の注意点

オールオン4は外科手術を伴う治療です。手術後に腫れや痛みが出ることがあるほか、新しい歯に慣れるまでに時間がかかる場合があります。また、骨の量や全身の健康状態によっては、治療計画の変更や別の治療法をご提案することがあります。治療後も、インプラントと歯を長く使っていただくために、定期的なメンテナンスが欠かせません。

オールオン4は公的医療保険が適用されない自由診療です。治療費や治療期間は、お口の状態や治療内容によって異なります。

まとめ

オールオン4の仕上がりは、治療のスタートである初診の段階で大きく変わります。オールオン4クリニックでは、最終的な歯をつくる歯科技工士が初診から立ち会い、歯科医師・患者様と一緒にご希望を共有しながら治療計画を立てています。

治療会議の様子は、こちらの動画でもご覧いただけます。

動画を見る:後悔しないために。オールオン4は"スタート"で9割決まる〜治療計画会議に密着〜(YouTube)

ご自身のお口の状態でオールオン4が適しているかどうかは、歯科医師の診査・診断によって判断します。気になる方は、まずはお気軽にご相談ください。

治療について

歯科治療の適応や治療方法、治療期間、費用、治療結果には個人差があります。実際の治療については、口腔内の状態を診査・診断したうえでご提案します。

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