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術前治療Preoperative treatment.

術前治療

Preoperative treatment.

初診カウンセリング時の口腔内の状態により、すぐに施術できない場合は、前処置を行って口腔環境を整えます。

1. 歯が残っている場合

1-1. 上下どちらかの歯を残せると判断した場合

オールオン4の施術を行う対合の歯を残すことができる場合は、歯周病治療咬合治療の2つの術前治療が極めて重要になってきます。

歯周病治療

オールオン4治療で埋入するインプラントも、ご自分の歯と同じように、その周辺で歯周病が進行します。また、インプラント手術前に、進行している歯周病の治療をきちんと行い、残っている歯の歯周病治療と並行して口腔内の細菌コントロールがきちんと出来た段階でインプラント手術をすることが望ましく、そのタイミングが非常に重要となります。

All-on-4CLINIC では、インプラント手術後の口腔内環境を維持するために定期的なメンテナンスを行うとともに、歯周病治療の品質向上を日々追求しています。

ペリオアナリーズ

インプラントは人工物ですが、きちんとしたメンテナンスを行わないと、ご自身の歯と同じように歯周病が進行します。また、インプラントの手術を行う前に歯周病治療を行い、口腔内の環境を整える必要があります。根本的なところから徹底した歯周病予防を行うためには、患者様一人ひとりの口の中の状態を把握した上で、予防を行わなければなりません。

そのために、当院では「ペリオアナリーズ」を導入しています。ペリオアナリーズとは、歯周病に関与している病原菌の種類と比率を検査することができるキットです。歯周ポケット内の唾液を採取するだけの簡単な検査のため、痛みはほとんどはありません。歯周病原菌検査を行うことで歯周病リスクを細菌レベルで評価し、患者様のリスクに合った予防プログラムを作成します。

咬み合わせの調整

オールオン4は、インプラントを埋入して上部構造を「固定する」治療法です。したがって、その反対側の歯との咬み合わせを固定する前に調整することが大切です。

オールオン4治療を行う患者様の歯の状態は、すり減ったり、傾いたり、中心がずれているケースがほとんどです。診査・診断・プランニングに基づいて、理想的な噛み合わせの状態を把握して、それを再現してあげることで初めてオールオンフォーは成功します。

1-2. やむを得ず抜歯する場合

歯周病が進行し、抜歯せざるを得ない場合は、残っている歯を抜歯してオールオン4を行います。

手術当日に残存歯の抜歯を行い、そのままAll-on-4によるインプラント手術を行う場合(抜歯即時埋入)と、あらかじめ残存歯の抜歯を行い歯茎の治癒を待ち、All-on-4を行う場合(抜歯後待時埋入)があります。待時埋入の場合は、手術までの間、治療用の総入れ歯をする必要がありますが、抜歯時に骨整形を行うことで、症例によっては「無切開手術」で治療することが可能になります。

2. 歯がない場合

これまで上下ともに総入れ歯などを使用されていて、すでに歯がない場合は、診査・診断・プランニング後、すぐにAll-on-4手術を行うことができます。

Nobel Guideを用いることにより、症例によっては「無切開手術」を選択できます。

長い間総入れ歯を使っている患者様の場合、上顎の骨が著しく減少してしまって、通常のオールオン4ができない場合があります。そういったときは、ザイゴマテクニックが有効です。All-on-4 CLINIC では、患者様の顎の骨の状態を4つのグループに分けて、それぞれに最適な治療を提供しています。

オールオン4で埋入するインプラント治療のリスクと副作用

上記治療の副作用として、「治療後の口腔管理が不適切な場合、埋入したインプラント周囲に感染・炎症を起こし、脱落する可能性」がございます。

TREATMENT FLOWオールオン4の流れ

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